側弯症と腰のくびれ

くびれは骨盤を整えるとバランスが良くなりますよ

脊椎側弯症:腰のくびれの左右差で気が付くことも多い!

思春期のお子さんは自分の身体の変化に敏感で、鏡を見て、自分の腰のくびれの左右差に気が付くことがあるようです。

しかし、脊椎側弯症そのものは症状がないことがほとんどですから、自分では気が付かないことも少なくありません。腰のくびれの左右差に気が付いた場合は、時期的なこともあって、過敏に反応してしまい、気になり始めると、頭から離れずに悩んでしまうお子さんも多いようです。

腰のくびれは必ず左右対称なの?

人間には右にも左にも手があり、足も二つあります。頭はひとつですが真ん中についています。だいたいは右と左でバランスが取れていますが、体の臓器は心臓が若干左にずれていたり、肝臓や胃などの臓器の形を見てもわかるように、必ずしも左右対称ではありません。人間は必ずしも左右対称にはできていないのです。ということをまず頭に入れておきましょう。

しかし一方で、脊椎側弯症によって腰のくびれに左右差が出たり、肩の位置や肩甲骨の位置が左右でずれたりすることがあるのも事実です。

ズレの原因が脊椎側弯症であれば、進行が早く、ズレがどんどん大きくなったりもします。早期発見がまず大切です。学校検診でも側弯症の検査が取り入れられています。自分の腰のくびれが気になる場合は、整形外科で一度レントゲンを撮影してもらうと良いかもしれません。

脊椎側弯症だと、どうして腰のくびれが左右で違うの?

脊椎側弯症とは背骨が左右に曲がってしまう病気です。背骨は通常、前後(お腹側と背中側)に緩やかにカーブをしています。

したがって、体の正面か背面から背骨を見た場合は、背骨はまっすぐに見えるのが普通です。レントゲン写真が良い例です。レントゲンを正面から撮った場合、背骨はまっすぐに写ります。それが何らかの原因で左右に曲がってしまうのが脊椎側弯症です。S字に曲がることが多いですが、C字に曲がることもあります。まっすぐのものが左右にずれるわけですから、どうしてもひずみが生じてしまいます。

背骨のずれ方によってひずみの出方は変わってきますが、肩の位置がずれたり、肩甲骨の位置に左右差が出たりします。腰のくびれが左右で違ったりするのも、背骨が左右に湾曲することで腸骨や肋骨に影響がでて起こります。少しずつズレていくことが多いので、自覚症状がないことがほとんどなので、気づくのが遅れることもよくあります。

どうして早期の施術が大切なの?

脊椎側弯症は子供の成長期に多い病気で、進行の度合いが全く分かりません。そして、脊椎が成長する間は側弯症も進行し続けるのです。放っておくと、場合によっては、どんどん腰のくびれや肩甲骨の左右差などの歪みがひどくなります。

また若い間は体力や筋力で不具合をカバーできても、年齢を重ねると肩や腰など別の問題点を起こすことも考えられます。ですから歪みが小さいうちに整えることがベストです。大したズレではないからと放置して、気が付いたときには腰のくびれの左右差が目立つほどになったというケースもあります。

腰のくびれの変化のために

確立された治療法がないのが実情です。角度が50度以上で大きい場合は手術です。25度からは装具装着によって進行を食い止め、手術に至らないようにすることを目的とした保存療法が主流です。思春期と重なると、学校に装具を装着して通わなければならないことなど、負担も大きいものです。したがって両親が思うようには治療が進まないことが少なくありません。脊椎側弯症のは本人の治したい気持ちはもちろんですが、ご家族のサポートが大きく反映されます。

サクシタ療法院では、左右のくびれの違いは体の歪みをケアしていくことで変化すると考えています。そこで、まずは体がどれぐらいゆがんでいるかということを知るため、サクシタ療法院の無痛整体独自の検査をします。その検査にもとづき、手足を使った軽い反射操法で緊張した筋肉を緩め、緩んだ筋肉を緊張させることによって、体全体のバランスをとり偏った胸郭や骨盤の歪みが変化するようにアプローチします。その施術の際には親御さんにも同席して、詳しくご説明します。

からだの全体の歪みが整っていくと、次第に胸郭や腸骨が整っていきます。あとは自宅で出来る、その方にあわせた「側弯バランス体操」を指導しています。これで施術と施術との間に、整えたからだが戻らないように維持していきます。

このように、ご本人とご家族とサクシタ療法院、三者が一つの目標に向かって取り組むことで、気になる腰のくびれが変化していくのです。

※掲載している内容は個人差がありますので効果を保証するものではありません。

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