側弯症のお子さんを20年以上見てきた私が、成長期に大切だと感じること

夏休みが近づいてきましたね。

この時期になると、

学校検診の結果や病院での検査をきっかけに、

側弯症について調べ始める親御さんも増えてきます。

「まだ軽いと言われたから大丈夫かな」

「本人も痛くないと言っているし」

「もう少し様子を見てもいいかな」

私もこれまで、同じように迷われてきた多くの親御さんとお話をしてきました。

 

◆ 長く側弯症のお子さんを見てきて感じる、身体だけでは分からないこと

当院では、20年以上にわたり

側弯症のお子さんの身体と向き合ってきました。

小学生。

中学生。

高校生。

まだ成長が始まったばかりのお子さんもいれば、

短期間で身長が大きく伸びているお子さんもいます。

同じ側弯症でも、身体の状態や成長の時期は一人ひとり違います。

そして長く側弯症のお子さんを見ていると、身体だけではなく、毎日の生活の中にも目を向けることが大切だと感じます。

 

  • 部活動が急に忙しくなっていないか。
  • 塾や受験勉強で、座っている時間が増えていないか。
  • 通学時間が長くなったり、重い荷物を持つ時間が増えていないか。
  • 最近、急に身長が伸びていないか。

お子さん自身は、毎日の生活を「いつも通り」と感じていることが多いものです。

でも、成長期の身体は少しずつ変化しています。

私は側弯症のお子さんを見る時、今の身体の状態だけではなく、

「最近どんな毎日を過ごしているのか」も大切にしています。

 

◆ 「今は忙しいから」が続いてしまうこともあります

学校、部活動、塾、受験勉強。

成長期のお子さんは、大人が思っている以上に忙しい毎日を過ごしています。

親御さんも、

「部活が落ち着いてから」

「テストが終わってから」

「もう少し時間ができてから」

と考えることもあると思います。

もちろん、お子さんの学校生活も大切です。

 

ただ、これまで多くの側弯症のお子さんと向き合う中で、私が大切だと感じているのは、成長している時期の身体の変化を丁寧に見ていくことです。

特に身長が伸びている時期は、数ヶ月の間にも身体の状態が変化することがあります。

「今は忙しいから」と思っている間にも、お子さんの身体は成長しています。

 

◆ 夏休みは、お子さんの「今」を知る良い機会です

普段は学校を休めない。

部活動の予定がある。

塾や習い事もある。

そんなお子さんにとって、夏休みは少しだけ身体と向き合う時間を作りやすい時期です。

毎年、夏休みを利用してご相談に来られるご家族もいらっしゃいます。

「側弯症のことを、もう少し詳しく相談してみたい」

「今の身体の状態を一度見てほしい」

そう感じている親御さんへ。

これまでの経験をもとに、身体の状態だけではなく、そのお子さんが今どんな毎日を過ごしているのかも大切にしながら、一人ひとりと向き合っています。

この夏休みが、お子さんの身体を見直すきっかけになればと思っています。