今年初めて学校検診で指摘され、驚かれる親御さんもいらっしゃいます
学校検診が終わるこの時期になると、
「去年までは何も言われなかったのに、今年初めて側弯症を指摘されました。」
というご相談をいただくことがあります。
初めて指摘されると、
「急に悪くなってしまったのだろうか。」
「今まで気づいてあげられなかった。」
「もっと早く分かっていれば良かったのかな。」
と、不安や戸惑いを感じられる親御さんも少なくありません。
突然のことに驚かれるのは、ごく自然なことだと思います。
◆ 毎日見ているからこそ、気づきにくいことがあります
親御さんは毎日お子さんと一緒に生活しています。
だからこそ、小さな身体の変化は少しずつ日常に溶け込み、意外と気づきにくいものです。
実際に来院された親御さんからも、
お風呂に入るまでは気づかなかった。
学校検診で初めて知った。
写真を見返して初めて違和感を覚えた。
そのようなお話を伺うことがあります。
決して、見落としていたわけではありません。
毎日見ているからこそ、小さな変化に気づきにくいことは珍しいことではないのです。
学校検診は、そのような変化に気づく大切なきっかけにもなっています。
◆ 成長期は身体が大きく変化する時期です
小学校高学年から中学生・高校生にかけては、身長が大きく伸びる時期です。
部活動が始まったり、通学時間が長くなったり、勉強時間が増えたりと、生活環境も大きく変わっていきます。
こうした成長や生活の変化の中で、身体も少しずつ変化していきます。
だからこそ、
「去年は大丈夫だったから安心」
ではなく、
「今のお身体はどうだろう」
という視点で見守っていくことが大切だと私は考えています。
◆ 初めて指摘された親御さんほど、不安を抱えています
これまで20年以上、側弯症のお子さんと向き合ってきましたが、初めて学校検診で指摘された親御さんほど、不安を抱えて来院されることが多くあります。
何から考えればいいのか分からない。
病院では経過観察と言われたけれど、このままでいいのだろうか。
部活動は続けても大丈夫なのか。
日常生活で気を付けることはあるのか。
分からないことが多いからこそ、不安になってしまうのは当然です。
一つひとつ疑問を整理しながら、今のお子さんの状態を知ることで、安心して成長を見守れるようになったという親御さんも多くいらっしゃいます。
◆ 初めて指摘された今だからこそ
学校検診で初めて指摘された時は、誰でも驚きます。
でも、それはお子さんの身体を見直すきっかけでもあります。
大切なのは、不安だけを抱え続けることではありません。
まずは今のお子さんの状態を知り、これからどのように見守っていくかを考えることです。
もし初めての学校検診で戸惑いや不安を感じていらっしゃるようでしたら、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
親御さんが安心してお子さんの成長を見守れるよう、
一緒に考えていければと思っています。






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