「重い通学バッグ、大丈夫かな…」新学期に気になるお子さんの身体

新学期が始まった学校もあれば、これから始まる学校もある時期になりました。

長い休みから学校生活に戻ると、お子さんの生活も大きく変わります。

朝早く起きて学校へ行き、長時間授業を受け、部活動や塾を終えて帰宅する。

そして毎日の通学で持っていく教科書、タブレット、水筒、部活動の道具など。

親御さんが持ってみると、

「こんなに重いものを毎日持っているの?」と驚くこともあるのではないでしょうか。

側弯症のお子さんを持つ親御さんからも、学校生活についてさまざまなご質問をいただきます。

特に新学期になると、通学バッグや学校での姿勢について心配される方も少なくありません。

 

◆ 側弯症だから、何でも制限する必要はありません

お子さんの身体が心配になると、

できるだけ負担を減らしてあげたいと思うのは自然なことです。

 

重いものは持たせない方がいいのかな。

体育は大丈夫かな。

部活動は続けてもいいのかな。

長時間座っていて大丈夫なのかな。

 

いろいろなことが気になってきます。

しかし、側弯症だからという理由だけで、学校生活のすべてを必要以上に制限してしまう必要はありません。

大切なのは、お子さんの現在の状態を把握したうえで、学校生活をどう送っていくのかを考えることです。

 

◆ 学校生活は、毎日のことだからこそ

通学バッグを持つのは一日だけではありません。

授業で椅子に座ることも、部活動で身体を動かすことも、毎日の生活の一部です。

だから私は、施術をするだけではなく、普段どのような生活をしているのかも大切にしています。

 

通学にどのくらい時間がかかるのか。

どんな部活動をしているのか。

勉強や塾で座っている時間はどのくらいなのか。

 

お子さんによって生活はまったく違います。

同じ側弯症でも、一人ひとりに合わせて考える必要があります。

 

◆ 親御さんが心配しすぎてしまうこともあります

側弯症について調べると、姿勢や運動、荷物の持ち方など、さまざまな情報が出てきます。

すると、それまで気にしていなかったことまで心配になってしまうことがあります。

 

お子さんがバッグを片方の肩に掛けただけで気になる。

少し姿勢が崩れていると、すぐに背中を直したくなる。

部活動から帰って疲れている姿を見ると、身体に負担がかかっているのではないかと思う。

 

でも、お子さんにとって学校は毎日過ごす大切な場所です。

身体のことを考えることと同じくらい、友達と過ごすこと、勉強すること、好きな部活動を続けることも大切です。

私は、側弯症があるからといって、お子さんの生活が側弯症中心になってしまわないことも大切だと考えています。

 

◆「これは大丈夫?」と思った時には

親御さんからいただくご質問は、決して特別なものばかりではありません。

こうした日常生活についてのご相談も多くあります。

「通学バッグはどう持ったらいいですか?」

「体育は普通に参加していいですか?」

「部活動を続けてもいいですか?」

「家で座っている姿勢はどうしたらいいですか?」

インターネットで一般的な情報を調べることもできますが、お子さんの年齢や成長の時期、側弯症の状態、学校生活はそれぞれ違います。

 

だからこそ、迷った時には「うちの子の場合はどうなのか」という視点で考えることが大切です。

新学期が始まり、また毎日の学校生活が戻ってきます。

側弯症のことばかりを気にして過ごすのではなく、お子さんにはできるだけ普段通り、学校生活を楽しんでもらいたい。

そのために親御さんが気になっていることや分からないことがありましたら、

一緒に整理していければと思っています。