「続けられない理由」を知ることが、改善の第一歩

◆お子さんの“やる気”を責めず、整えるサポートを

側弯症の改善には“継続”が大切。

でも、実際には多くの中高生が、通院や体操を「続けられない」ことで悩んでいます。

それは決して、意志が弱いからではありません。

「頑張らなきゃ」と思いすぎて、心も身体も疲れてしまうからです。

 

◆なぜ、子どもは「続けられない」のか?

学校、塾、部活、スマホ、SNS、友達との時間。

中高生の毎日は、本当に忙しいものです。

そんな中で「毎日体操をしよう」「姿勢に気をつけよう」と思っても、心と身体に“余白”がないと、続けること自体がストレスになります。

また、側弯症の体操や姿勢改善は、「すぐに結果が見えにくい」という特徴も。

やっても変わらないように感じて、モチベーションを失ってしまうのです。

子どもたちは「やらない」のではなく、「どう頑張ればいいか分からない」だけなのです。

 

◆“できなかった日”を責めないでください

親御さんの中には、「せっかく治療しているのに、全然やらない」「もっと頑張ってほしい」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

でも、どうか責めないであげてください。

続けられない一番の理由は、“できなかった自分を責めること”だからです。

継続は、根性ではなく「気づき」。

できなかった日があっても、また“気づいて戻れる力”があれば大丈夫です。

1日できなかったとしても、次の日に少し意識するだけでいい。

身体は「続けた回数」よりも、“どんな気持ちで続けたか”に反応します。

 

◆親御さんにできる3つのサポート

お子さんが「続ける」ためには、親御さんの関わり方が大きな鍵になります。

  • “結果”ではなく“気づき”をほめる
    「姿勢よくなったね」ではなく「気づいて直したね」と声をかける
  • “やらせる”ではなく“一緒にやる”
    一緒にストレッチをしたり、呼吸の時間を作ると楽しく続けられます
  • “できない日”を普通にする
    「今日は疲れてるね」「明日やろうか」そんな言葉が継続をつなぎます

継続は、完璧ではなく“関係”から生まれます。

支えてもらえる安心感が、行動を続ける力に変わるのです。

 

◆「続けられる仕組み」を一緒に作りませんか

当院では、側弯症の施術をすることだけでなく、「続けやすい環境」を整えることを大切にしています。

お子さんの生活リズムや学校の予定に合わせて、通院ペース・体操メニュー・家庭での工夫を一緒に考えます。

1回の施術で無理に姿勢を矯正するのではなく、身体が自然に“まっすぐへ戻る感覚”を積み重ねる。

そのリズムを身につけることで、“続けられない”が“いつのまにか続いていた”に変わっていきます。

 

◆続けられない理由を知ることが、継続のはじまり

「続けられない」は悪いことではありません。

それは、まだ身体も心も整う途中だからです。

責めるより、寄り添う。

やめさせるより、気づかせる。

親御さんのその優しさが、お子さんの身体をまっすぐへ導く力になります。

そして私たちは、その“続ける力”を支える専門家です。

側弯症の改善は、今日いきなり大きく変わるものではありません。
でも、“続けられる環境”を整えるだけで、 身体は確実にまっすぐを思い出していきます。

無理をさせず、責めず、 お子さんのペースで“続けられる整う時間”をつくりませんか?

あなたとお子さんの「未来の姿勢づくり」を、私たちがサポートします。