側弯症と客室乗務員

客室乗務員になりたいが側弯症で心配でも大丈夫。体のメンテナンスを!

客室乗務員になりたい!でも側湾症が心配。

客室乗務員(CA)あこがれている。あるいは、将来なりたいと思っている人も多いと思います。とくに若い女性に。

客室乗務員といえば、さっそうとしていて華やかな世界に見えますよね。当然、入社試験はそれだけに姿勢や身だしなみ、マナーなど厳しくチェックされています。健康診断も普通の会社でおこなうよりも詳しくされるようです。たとえば身長体重、胸部エックス線、平衡感覚、耳鼻科などなど。

その中でも整形外科と耳鼻科は念入りに行われます。ハードな航空機乗務に耐えられる身体かどうかを見極めるためでしょう。そこで、問題になってくるのがこの側弯症です。

側弯症とは?どんな症状なの?

側弯症とは、原因不明で脊椎が側方に湾曲を生じるものとなっています。元々、脊椎は7つの頚椎、12つの胸椎、5つの腰椎からできています。脊椎の中にはこのようにいくつかに分けられています。レントゲンで撮影して、前から見た時に脊椎(胸椎、腰椎)に湾曲が生じて、10度以上の角度がある状態だと、側弯症が疑われます。

家で出来るチエックには、肩幅に立って手を合わせたままで、前にお辞儀して後ろからみると、背中に凸凹あり極端な左右差が見られたりします。最初は意識していなくても鏡で見るとバランスが変だということになったら、ちょっと気をつけておいた方がいいです。それがひどい場合は、念のため整形外科で角度を測っていただいたほうが安心です。

なかでも思春期に発症する突発性の場合は、学校での側弯症検査に引っかかって発覚することがあります。ただ、側弯症については原因が明らかになっておらず、突発性と言われているのでいつ起こるかもわからないものです。そして、多くの場合この側弯症は女子に発症しやすいといわれています。

しかし、成長期の子供の場合、自覚症状があまりないため、自分で気づくことが難しく、また周りの家族が見つけるのも難しいと言われています。たまたまお風呂に入るときにみつけたり、友達に背中の凸凹を指摘されて気づくことがあります。

側弯症の所見として言われているものがあるので、いくつか紹介しましょう。
・肩の高さが非対称
・腰のくびれが非対称
・骨盤が傾いている
・肩甲骨の部分が出っ張っている
・体幹のバランスが悪い
このような状態が顕著に体に見られたら、側弯を疑ったほうがよいと思います。

ところが、思春期に側弯症ではないか?と思っても受診せずにいたり、側弯症とわかっても治療せずそのままにしていた場合。成長してから、もし客室乗務員(CA)になりたいと思った時に、整形外科的検査があると知って「さあ、たいへんだ!」と焦ることになるかもしれません。

側弯症と客室乗務員との関係

側弯症は、客室乗務員になるためには重要な関係があるようです。それは客室乗務員の入社試験を受けるという方が、サクシタ療法院にたくさんお見えになることからもわかります。

それは客室乗務員の入社試験が、普通の会社員の健康診断などよりも詳しい検査をおこなうことからもうかがえます。客室乗務員の場合、脊柱側弯症だと合否に影響する場合があるようです。国内、国外の航空会社ともに指定医療機関での健康診断、レントゲン撮影があります。なかでも国内の航空会社は特に厳しいとの話を、入社試験を受けた方からお伺いしました。

その理由として考えられるのは、まず客室乗務員は空の上で働く仕事でもあるので、飛行機の中で急に体調が悪くなると困ります。あるいは離着陸の衝撃に耐えられることも必要です。

あるいは、思い荷物を運んだり、なかなかの体力勝負です。

また、お客様に最善を尽くしたサービスを提供しないといけないため、外見や身だしなみは人並み以上を求められます。そんな中、姿勢については特に厳しくチェックされるでしょう。

そこで、側弯症だと背中の形が歪んでしまったり、腰痛などの症状が出てきてしまうので、接客するのにもに支障ありと判断されてしまう可能性もあります。

客室乗務員を目指したいという人は、現在多いとおもいます。一時期ほどの花形職業ではないにしろ。まだまだ憧れの職業に含まれていますよね。自分の夢にむかって、なりたい職業につくためにも、側弯症は出来る限りは改善していきたいものです。

早めの対処が大切です

客室乗務員になりたいと思ったら側弯症には気を付けましょう。また、すでに側弯症を発症している場合、どうにか早めに改善していく方法を見つけないといけません。それは、側弯症の変化には時間がかかるからです。

サクシタ療法院には、国内、国外の航空会社の客室乗務員の入社試験を受けられる方がたくさん無痛整体を受けにこられます。問い合わせも多いです。しかし、困るのは初めの入社試験が終わり、次の身体検査の間際になってから、「私、側弯だわ。さあ、どうしよう」とあわてて駆け込んでくる方がとても多いことです。

また地上勤務から客室乗務員を志す方もいます。そのような方でも慌てないように、志したときから、当院に来ていただきたいものです。

こちらも、なんとか良くなって欲しいので、集中して無痛整体や「側弯バランス体操」の指導をしますが、入社試験まであと数日といったギリギリの時間ではなかなか大変です。だいたい半年、ほんとうは一年くらいの時間がほしいものです。やはり客室乗務員を志した段階から、自分の体にも気づきをめぐらせ、側湾症なら改善を心掛けましょう。

ちなみに病院での側湾症の治療は、装具療法(コルセットの着用)や手術療法があります。

こちらも、時間がかかります。角度が25度くらいなら、装具療法であるコルセットを着用します。最近では服を着ても目立たないコルセットが登場しているので、周りに気づかれることなく装着することができるようになってきました。また、軽いジョギングなどの運動もコルセットをつけたままできるとも言われているので、昔に比べると使い勝手が良くなっていることも事実です。ところが、これは多くは思春期あたり、成長期なら使える療法ですが、入社試験を受けるころの身長が止まった世代には使われません。当然2~3ヶ月で効果の出るものではありません。

あとは手術療法ですが、側弯の角度が50度以上が対象ですから、はじめから客室乗務員としては不利な角度です。ましてや、入社試験前には手術というわけにも行きません。

 

側弯症、普段はあまりなじみがない病名ですが、症状としては思い当たる人もいるかもしれません。自分での判断は危険なので、ちょっと気になることがあったら整形外科でレントゲンを取ってもらうとよくわかるでしょう。特に客室乗務員を目指す人は、側弯症に注意したいですね。

※掲載している内容は個人差がありますので効果を保証するものではありません。

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