側弯症の構築性とは・あきらめないで!

構築性側弯症も変化します。あきらめないで 早期発見 早期施術が大事

側弯症の1つ 構築性側弯症とは

側弯症には主に機能性側弯症と構築性側弯症とに分けることができます。

機能性側弯症が姿勢の悪さなどから起きるのに比べて、構築性側弯症の場合は症状がより複雑になり、日常生活においてもさまざまな影響を与えるといいます。

ここでは、構築性側弯症について詳しく解説していきます。構築性側弯症とは、脊柱が曲がっていき左右の体のバランスに差が出てくるだけでなく、脊椎が3次元でねじれていきます。そうすると臓器への影響が心配されるようになります。

構築性側弯症については人によってどのような症状が出てくるかはっきりと言い切ることはできません。ただ、可能性としては胸椎を中心に曲がっていく胸椎カーブに腰椎を中心に曲がる腰椎カーブ、胸椎と腰椎の間でカーブが生じてくる胸腰椎カーブといったものが現れるといいます。

この構築性側弯症についてはさらに細かく分類することができるので、次で詳しく分類していきましょう。

構築性側弯症の種類について

構築性側弯症を大まかに紹介しますと、

・突発性側弯症

構築性側弯症を発症する中のほとんどの場合が、この突発性側弯症と診断されています。発症する年齢によって呼び方が変わるのも特徴であり、発症しやすい時期としては乳幼児期、学童期、思春期の3つにわけることができます。中でも一番多く発症するといわれている年代が思春期の頃になります。

この突発性側弯症は原因が明らかになっていないのが難点です。いくつか原因は考えられているものの、これというものは決まっていません。ただ、今ある説ではホルモンバランスの関係や平行機能異常、遺伝などによって生じるといわれています。原因が明らかになっていないので、いつどの人に出てくるかわからないのも突発性側弯症の特徴となっています。

突発性側弯症の場合は大きくカーブしない限りは様子を見るという流れになります。もしもカーブが腰椎で50度~55度以上、腰椎で40度以上となった場合には、手術を検討するという場合が多いです。

 

・先天性側弯症

続いて構築性側弯症の中には先天性側弯症もあります。先天性という言葉が入っている通り、生まれつき脊椎に奇形などの異常が見られるというものになります。構築性側弯症の中の約20%がこの先天性側弯症であるという結果も出ているので、突発性側弯症以外ではこの先天性側弯症になる人が多いと考えられます。

突発性側弯症が脊柱が左右に曲がっていくのに対して、先天性側弯症は後ろの方にも曲がっていく後弯変形や、反対に前の方へ曲がっていく前弯変形を起こす場合もあります。

 

・症侯性側弯症

最後に紹介するのが、症侯性側弯症になります。脊椎以外の病気に伴って発症する側弯症と言われていて、一部遺伝も関係しているといいます。この脊椎以外の病気には、マルファン症候群、レックリングハウゼン病などが挙げられます。

構築性側弯症の中でも珍しい側弯症となっているので、発症する確率は非常に低くなっています。

構築性側弯症による症状とは

構築性側弯症を発症すると、初期の段階ではほとんどわからないのですが、進行すると徐々に体調に変化を感じるようになることがあります。様々な症状がでることがあるので、何例かご紹介します。

・腰痛・・・脊椎がカーブしていくことで上半身と下半身を支えている腰に負担がかかるため、腰痛になる人があります。痛みやだるさも出てきます。

・背中のだるさ・・・脊椎がカーブしていっていることから、背中にもだるさや不快感が出てきます。

・首の痛みやだるさ・・・背骨は首の後ろにまでつながっています。よって、首にまで痛みやだるさが生じる場合があるのです。

・心肺機能の低下・・・高度の側弯症になると、脊柱が変形するのに伴って胸郭が変形します。そのため、呼吸の運動である「ふいご運動」ができにくくなります。

 

ちなみに側弯症の治療は、原則は装具療法(25度から)や手術療法(50度)があります。それまでは、経過観察、ただ様子をみているだけになります。

しかし、サクシタ療法院では、その方の筋肉が自然のコルセットの代わりとなるように、無痛整体でゆがみを整え、筋肉のバランスを調整します。結果、さまざまな症状も緩和します。

これは現在、経過観察や装具療法をされているかたでも受けられます。また患部に触れず、手足をつかっての軽い反射療法なので、安心で安全です。

※掲載している内容は個人差がありますので効果を保証するものではありません。

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