側弯症 マルファン症候群と側弯症

側弯症に関係している病気

側弯症の中でも原因がわかっているものの中に、このマルファン症候群によって起こるものがあります。

マルファン症候群とは

マルファン症候群は遺伝性の疾患と言われており、細胞と細胞、組織と組織をつなぐ結合部分に異常が見られる症状となっています。マルファン症候群は骨格や眼、心臓血管などに異常が見られるケースが多いです。

マルファン症候群でどのような症状が出てくるかには個人差があるのですが、70%以上が親からの遺伝と考えられています。残りの約30%は突然変異によって起きると言われています。

骨格に異常が出てくることから側弯症と診断されるケースも多くなっています。脊柱が正常な位置に来ないために側弯症としてカーブも出てくるのです。マルファン症候群の中で骨格に異常が出てくると、側弯症になる確率も高くなると思って良いでしょう。

未だにマルファン症候群と側弯症の関係は明らかになっていない部分が多いのですが、1つの特徴としてマルファン症候群から側弯症になる場合に出血量が多くなるという点が挙げられます。

そして、突発性側弯症と比較すると急速に症状が進行していくので、経過観察をすることができません。病院に行くと早急に手術という判断を行う医師もいます。さらに、マルファン症候群からの側弯症は体幹の変形や呼吸機能の低下、腰や背中の痛みなど症状もいろいろと出てきやすいです。

さらに、骨がもろくなりやすいので脊柱も曲がっていく中、体には負担が大きくなっていくのです。マルファン症候群からの側弯症は症状の進行が速いということを理解して、向き合っていかないといけません。サクシタ療法院にもごく稀ですが、同病の方がお見えになります。

※掲載している内容は個人差がありますので効果を保証するものではありません。

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